宝物のない毎日と、宝物を手にした毎日。 ここはオフィス街で、やたらと感情がないビルばっかりが立ち並ぶもんで。 その隙間から覗く夕焼けの色が、 沈み始めの憂鬱なオレンジと、 まだ不慣れな夜の群青とが相まった、 どうにも溶け入らない色合いが、ひどく汚ったねえもんで…Read More » Posted on 2014年2月11日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ
そうして見下ろした世界は、一面、銀世界。 答えは、風に吹かれているみたい。 答えは、風に吹かれているみたい。 見慣れた街角も、くたびれたオフィス街も、 昨日の雨が作った水たまりも、しみったれた悲しみも、 どれもこれもが、僕の世界。 どれもこれもが、君の世界。 い…Read More » Posted on 2014年2月8日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ
全部途中のできごと 真夜中の商店街、楽しそうに手をつないで歩くふたり。 すれ違う、ひとりぼっち。 掴んだ幸せは、いつか消えてしまうかも知れないし。 今はからっぽでも、いつか幸せを掴めるかも知れないし。 ずっと、つながっているから。 時間は、…Read More » Posted on 2013年12月21日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ
サナギから蝶へ ハロー 退屈な毎日 世界の大きさを 君の知ってることや聞いたことや学んだことで 決めることは、退屈な人間のやることさ ハロー 退屈な毎日 キラキラした未来が 待っていないことや用意されていないことを 嘆くなんてことは、退…Read More » Posted on 2013年9月16日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ
お星様とたからもの この短い瞬きの間に 僕は見つけたんだ たからものを キラキラキラ キラキラキラ 輝く お星様 ずっとそこで 輝いていてね 手の届かないところにあるけれど 雲に覆われて見えなくなったりもするけれど キラキラキラ キラキラキ…Read More » Posted on 2013年7月15日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ
羽ばたく翼なくとも 開かれた窓から、自由に飛べない鳥 大人という名前の足かせ 開かれた窓から、町の灯りを数える鳥 翼をもがれたとしても、さぁ飛び立たん 今こそ、その足かせを砕いて、さあ 大人という名前の非力な力で その足かせを打ち砕いて、さ…Read More » Posted on 2013年7月13日 by admin Categories: 陰鬱の夕べ