お賽銭はＱＲコードを読み取り、金額を入力してください。 拝殿の中央に立ち、スマートフォンを振っていただくと鈴の音が鳴ります。 願い事をされる方は、ウェブサイトの入力フォームから。 おみくじは？ もちろん、スマホを振ってい…Read More »

殺人の罪から逃亡を続けた人生。 男はその寿命を全うした。 息絶える寸前、誰かに全てを告白したくなった。 通りすがりの女に声をかける。 「ワシは過去にあった殺人事件の──」 女は記憶を辿る。 「それって50年前に起こった？…Read More »

妻を殺めてしまった。 遺体は庭に埋めた。 原因はちょっとした口論。 カッとなって殺ってしまった。 私の愛した妻。 後悔もしている。 だから自首を決意した。 「どうされました？」 警官に洗いざらい話した。 庭は掘り起こされ…Read More »

それは、ある日の通勤途中。人混みにもまれながら会社に向かっていると、追い抜きざまに誰かが僕に肩をぶつけてきました。その男は振り返ると、不敵な笑みを浮かべたのです。何よりその顔は僕にそっくりでした。いや、顔がそっくりなので…Read More »

それでは、解剖をはじめます。 医師はメスを入れ、その複雑な細胞組織を取り出す。 これは難解だ……。 医師は目を見開く。 歪み、絡み、もつれ合い、ほどけない。 そして、10時間にも及ぶ手術が終わった。 無事に正常な状態を取…Read More »

タケシはいつもポケットにジャラジャラと石を入れて持ち歩いていた。機嫌を損ねると、友達だろうが建物だろうが容赦なくそれを投げつけた。おじいちゃんから聞かされた学生運動に参加したときの武勇伝。感化されたタケシは、真似するよう…Read More »

やっぱり冬はコタツだなぁ。 暖かい。 家族もみんなコタツに集まってきた。 みんなで入ったら、足が窮屈で仕方がないってば。 あっ。 そっか。 窮屈になんてならないか。 家族みんなでコタツを囲んでる。 でも、みんな幽霊。 コ…Read More »

ついに完成したＡＩマシン。 博士はＡＩに問うた。 「戦争を無くす方法は？」 ＡＩは答えた。 『人類を滅ぼすことです』 「人類はどうすれば滅びる？」 『このままＡＩが進化すれば、やがて人類を滅ぼします』 博士は絶句した。 …Read More »

「どうせ噂だろ？」 タケシは苦笑いした。 友人との賭けに負けたタケシへの罰ゲーム。 花子さんが居ると噂される夜の校舎の女子トイレ。 それを一人で確かめることに。 夜。 月明かり。 目的の女子トイレ。 タケシは忍び込み、扉…Read More »

宇宙からの使者が日本に舞い降りた。 「日本には地雷でも埋められているのかい？」 使者は尋ねた。 「みんな俯き加減で生きている」 民は答える。 「未来に憂いているからです」 「たまには上を向いて生きなきゃ」 「我々は涙する…Read More »