マスターの小噺 – パニックにまつわるエピソード

 そこは都内某所。入り組んだ路地を抜けた先にある雑居ビルの七階。そのバーは人知れずそこにあった。インターネットにも一切の情報を公開していない、こじんまりしたバーだ。 軋む音をたて、入口のドアが開く。今宵もひとりの客が店を…Read More »

1 2 3 4 5 6 7 8 115