すぐそばに鉄板が運ばれてきた。 果てしなく続く拷問。 俺は沈黙を貫いてきた。 鉄板は高温に熱されていく。 次なる拷問を覚悟した。 鉄板の上に、分厚いステーキ肉が置かれた。 肉の表面が焼ける音。 そして匂い。 耐えろ耐えろ! 俺は死んでも口を割らない。 決意とは裏腹に、俺の腹は敵に全てを白状していた。 Posted on 2021年8月22日2021年8月22日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート