あまりにも強い衝撃。 頭でも打ったのか記憶がない。 足を棒にして歩き回ってみたが、どこを探しても人が見当たらない。 男は確信した。 「ここは巨大な無人島だ……」 記憶がないので理由はわからない。 ただ、自分は無人島で生きている。 男はそう信じたまま、その一生を終えた。 核戦争で滅びた地球の上で。 Posted on 2020年11月16日2020年11月16日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート