小説家の男は企んだ。 「未来を言い当てるネタを書き続ければ、いくつかは実現するだろう」 男は、 『彼は既に小説の中で未来を予言していた!』 という文壇からの評価を想像し、ほくそ笑んだ。 数年が経ち、男の予言は見事に的中。 しかし彼は小説家という職を失った。 小説はAIが執筆する時代が到来した。 Posted on 2020年8月31日2020年8月31日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート