少女は屋上の縁に立った。 眼下にはグラウンドが待つ。 さよなら── その時、背後に奇妙な乗り物が現れた。 「乗りな」 男の声が促す。 タイムマシーンに乗り込み、少女は大人になった自分を目にした。 「大人は好きなときに好きなことができる」 親指を立てて、男は言う。 「君が思うより人生は悪くないだろ」 Posted on 2019年12月18日2019年12月18日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート