願いをかける星を彼は待ち続けた。 自らの幸せ。 大切な人の幸せ。 まだ見ぬ遠い国の人たちの幸せを願うために。 彼は何年も流れ星を待ち続けた。 ある日、彼は目を閉じこう願った。 流れ星よ駆けてくれ! 空を駆けるひと筋の流れ星が、その願いを叶えた。 目を閉じる彼の頭上には、無数の流れ星が駆け巡った。 Posted on 2019年12月15日2019年12月15日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート