幼い頃、男は町外れの記念碑に落書きした。 少年に罪の意識などなかった。 年月が経ち、すっかり大人に。 ふと思い出し、記念碑を管理する施設に電話した。 「お詫びに記念碑を建て直したいのですが」 担当者は言った。 「それは困ります」 あれから男は画家として有名に。 記念碑は観光スポットになっていた。 Posted on 2020年2月29日2020年2月29日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート