「大将! ここの肉うまいねぇ!」客の男は感嘆した。 「そりゃどうも」 「どこの肉を使ってるんだい?」 大将は男の腰あたりをそっと指差した。 「ん?」 男は自分の腰回りの肉が削げ落ちているのに気づいた。 「あんた、食用の人間だろ?」 店内に悲鳴が轟く。 「食用人間が自分の肉を喰ってちゃ世話ないねぇ」 Posted on 2020年9月17日2020年9月17日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート