朝日

「あぁ、また眠れない」

悩みごとが女を眠れなくさせていた。

「また朝になっちゃうのかな……」

ポツリと呟く。

そろそろ空が白み始める。

「もうちょっとで眠れそうなのに」

それからしばらくたっても、空は薄暗いまま。

気づけば女は寝息をたてていた。

今日は少し遅刻してあげよう。

朝日は優しく微笑んだ。

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