新聞配達の少年は、ある犬が気がかりだった。 配達先の民家。 いつも腹を空かせている飼犬。 少年は餌を持参し、配達のたびに犬に食わせてあげた。 犬は少年が来ると喜んだ。 ある日、少年は犬に言った。 「もう配達には来られないんだ」 犬は悲しげに少年を見つめる。 「今はインターネットの時代なんだって」 Posted on 2020年3月14日2020年3月14日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート