食事を済ませた男はひと息つくと、勢いよく店の外へと飛び出した。 無銭飲食の常習者だ。 大将は重い腰をゆっくりとあげ、店の外へと出て行った。 大将の視線の先には、道端に倒れ込む犯人の姿。 腹を押さえて唸っている。 それを見て大将。 「新メニューは作り直しか──やっぱりあの食材は腹を下すんだな」 Posted on 2020年4月5日2020年4月5日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート