思い出

彩り多き我が人生。

戻りたくなる思い出が詰まっている。

甘酸っぱいもの、ほろ苦いもの、栄光や称賛。

心の中で燦燦と輝いている。

「特に何をした人生でもないが……」

男は寿命の淵で思う。

ただひとつ、男がしたことといえば――

他人の思い出を自身にコピー&ペーストできる技術を開発してよかった、と。

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