そこは山奥の朽ちたレストラン。 道に迷った登山家が、腹をすかせてたどり着く。 「すみません。営業されてますか?」 「あいにく、食材を切らしておりまして……」 店主は頭を下げる。 「ちょっとした食べ物くらいならあるでしょう?」 「まぁ、しいて言うなら……」 「!?」 「私の目の前に唯一の食材が――」 Posted on 2021年4月5日2021年4月7日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート