初夏のある日、少年は大きなアクビをした。 大きく開けた口の中に、スポッ、何かが侵入した。 慌てて咳き込む少年。 「アーアーアー」 少年はどこか違和感を覚えた。 「アーアーアー」 「あれ? 声が低くなってる……」 少年の喉には、おっちゃんが住み着いた。 少年から青年に成長した、ある日の出来事だった。 Posted on 2020年7月16日2020年7月16日 by admin Categories: ベリーベリーショートショート